永井邸は多摩丘陵で代々農家を営んでいました。この建物は、現在位置の北方約3.31キロメートルのところにあったが、多摩ニュータウンの建設に伴い、町田市に寄贈されました。移築時の調査により17世紀後半に建てられたことが判明したため、建築当初の姿に復元された。外見は、寄棟造、茅葺で、縁側がなく軒の深い土庇であること、窓が少なく閉鎖的であることが特徴的である。
内部は、土間と、ヒロマ・デイ・ヘヤの三室からなる。土間には竃、ヒロマには囲炉裏があり、煮炊きや作業する場所であった。北隅のヘヤは大事なものの収納と、当主の寝室も兼ねていたと考えられる。また、ヒロマとヘヤは竹簣子(たけこいし)の床に筵敷き(むしろしき)だが、南隅のデイは板敷きで他の二室より上等な仕様である。ヒロマの押板や、正面の太い格子の「しし窓」は、古い民家の特徴を表している。
この住宅は都内では最古に属するもので、広間型三間取りの平面、四方下屋造の構造、しし窓や押板など、神奈川県の古民家と類似点をもち、その分布を知るうえで重要な遺例である。
| 入園料 | 無料 |
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| 時間 | 6時〜18時(7月は19時まで) |